今、韓国での美容整形が人気！　なかでも注目を集めているのが輪郭形成です。なぜ、韓国で輪郭形成をする人が多いのでしょうか？　今回は、その理由に迫りつつ、実際に韓国に渡って輪郭形成の手術を受ける際の「流れ」や「費用」についてご紹介します！

日韓ともに入国制限がなくなり、自由に行き来できるように！

韓国の美容クリニックには、日本からだけでなく、世界各国からその高い技術を求めて、多くの人々が訪れています。なかでも人気なのが輪郭形成です。

輪郭形成は、顔立ちに関わる頬、エラ、あごなどの骨を切除したり削ったりして、バランスよく整えていく手術。咬み合わせの問題が絡むことがある上、一度取り除いた骨は元に戻せないので、美容整形の中でもとくに難易度が高いと言われています。

美しい仕上がりのためには、輪郭形成に精通した医師の存在がマスト。また、骨格を精密に測定する3D-CTなどの設備も必要です。そのため、輪郭形成への需要が低い日本では、提供しているクリニックも少ないのが現状です。

逆に、輪郭形成の需要が高い韓国では、症例数が世界的に見てもトップクラス！　その分、医師の技術力が高いのは疑いようのない事実と言えます。設備も、大学病院クラスの充実ぶりです。

また、 “自然な仕上がり”を求める日本と違い、希望に応じて可能な範囲で“ギリギリまで攻める”スタンスの韓国なら、劇的な変化も期待できるはず。それを叶えるだけの医師の経験値も申し分ありません。韓国の女優やアイドルの“美しい小顔”が、それを証明していると言えるでしょう。

そんなハイレベルな韓国の輪郭形成が、なんと日本よりもリーズナブルと言うからスゴイ！　韓国では物価が日本以上に高騰しているので、かつてほどの“お得感”は感じられないかもしれません。しかし渡韓費用や昨今の円安と考慮しても、依然として日本よりも安く受けられます。

そもそも輪郭形成を行っているクリニックが少ない日本。そんな中、日本より安値で、「憧れの韓国女優やアイドルのような顔立ちになれる！」とあれば、韓国での輪郭形成が人気なのも納得です！

顔のどんな悩みが輪郭形成で解消できる？

輪郭形成で解消できる悩みはさまざま。対象となるのは、おもに以下のような悩みです。

あごの形を変えたい

あごが大きい・あごが長い・あごが出っ張っている・あごが短い・あごが引っ込んでいる・あごが曲がっている

エラの張りが気になる

エラが張っている・フェイスラインが角張っている・輪郭がベース型・顔が大きく見える

頬骨の張りが気になる

頬骨が前に張っている・頬骨が横に張っている・笑うと頬が盛り上がる

口元の形を整えたい

ガミースマイル（笑うと上歯茎が見える）・出っ歯（上の前歯が出ている）・受け口（下の前歯が出ている）・口元がゆがんでいる・口元全体が突出している

輪郭形成って、どんな手術？

輪郭形成は、以下の術式を「単独」もしくは「複数組み合わせて」行います。咬み合わせに関係する場合は、矯正歯科医とも協力します。

どの術式になるかは、悩みの度合いや、骨・筋肉・皮膚の状態によって違うので、カウンセリングで、納得いくまで医師と相談しましょう。また、クリニックによって、できる手術・できない手術があるので、カウンセリングのときに確認してください。

ここ数年は、頬骨、エラ、あごの3カ所を同時に手術する韓国発の「輪郭3点」がトレンドです。日本から韓国に渡って輪郭形成を受ける人も、多くは「輪郭3点」を選択しています。

あご

上顎骨分じょうがくこつぶんせつ節骨切り術（セットバック）

前歯から数えて4番目の歯を抜歯し、歯槽骨、上顎骨を切除。前歯全体を後方に下げて、出っ歯を治します。

上顎骨じょうがくこつルフォーⅠ型骨切り術

上顎骨の鼻の横あたりを水平に切除。上顎骨全体を上下・前後・左右に動かし、理想の位置に固定します。ガミースマイルを治したり、鼻下を短くしたりすることができます。

下顎骨分節かがくこつぶんせつ骨切り術（セットバック）

前歯から数えて4番目の歯を抜歯し、歯槽骨、下顎骨を切除。前歯全体を後ろに下げて、受け口を治します。

下顎枝矢状分割かがくししじょうぶんかつ骨切り術（SSRO）

下顎骨の奥を矢状に分割し、下顎骨全体を前後・左右に移動させます。受け口を治すほか、引っ込んでいるあごを前に出したり、左右非対称を改善したりします。

下顎骨下縁かがくこつかえん切除術

オトガイを除く下顎骨の下縁を切除し、シャープなフェイスラインを目指します。

オトガイ（あご先）

オトガイ水平骨切り術（中抜き法）

だるま落としのようにオトガイの骨を水平に切って中抜きし、あご先を短くします。

オトガイ垂直骨切り術

韓国の医師が開発した方法で、「Vライン形成」として知られています。オトガイを垂直に切り、左右の骨を中央に寄せることで、あご先がシャープに。高い小顔効果が得られます。

オトガイ前進術

オトガイの下部を切除し、前にずらして固定させます。引っ込んでいるあご先を前に出すことができます。

オトガイ前額断骨切り術

オトガイの下部を切除します。長いあごを短くすることができます。

エラ

下顎角かがくかく骨切り術

張り出したエラの骨を切除し、エラを小さくします。咬筋（咬む筋肉）が発達している場合は、咬筋を同時に切除することもあります。

頬

頬骨体部きょうこつたいぶ骨切り術

頬骨の全面の骨である頬骨体部を切除したり、削ったりして、頬骨の前への張り出しを改善します。

頬骨弓部きょうこつきゅうぶ骨切り術

頬骨の横面の骨である頬骨弓部の一部を切除し、内側へ移動させることで、頬骨の横への張り出しを改善します。

＊頬骨体部骨切り術＋頬骨弓部骨切り術

韓国での輪郭形成、どんな流れで行われるの？

韓国で輪郭形成の手術を受ける場合は、どのような流れで行われるのでしょうか？　輪郭形成で世界的に有名な「DA美容外科」を例に挙げてご紹介します。

最初の来院日（約2時間）

①受付
パスポートを提出し、受付をすませます。

②個人情報確認
病歴・アレルギー・服用中の薬、手術履歴などを確認します。

③3D-CT撮影
骨格や筋肉、脂肪のつき方、再手術の場合は希望部位の現状などを精密に検査します。

④日本語担当カウンセラーとのカウンセリング
手術を検討している部位について、悩みを相談。理想のフェイスラインについて話します。

⑤担当医師とのカウンセリング
3D-CT撮影の結果をもとに、理想のフェイスラインと照らし合わせながら、デザインしていきます。日本語担当のカウンセラーも同席してくれるので、言葉の心配はありません。

⑥日本語担当カウンセラーと二度目のカウンセリング
気になる点や不安に思っていることを今一度しっかり確認し、手術を受けるかどうかを決めます。

⑦手術予約と予約金の支払い
手術を受けると決めた場合は、手術を予約し、予約金の支払いをします。
※両あごの場合は、ウェイパー（マウスピース）を作成するため、手術前に再度来院する必要があります。手術内容によりますので、詳細はクリニックにてご確認ください。

手術前日

手術費の支払い
手術費を支払います。クレジットカードか現金（ウォン）の一括払いです。

手術当日

①手術前の写真撮影
手術前の顔を撮影します。

②最終カウンセリング
手術前最後のカウンセリングです。デザインの最終確認を行います。

③全身麻酔
麻酔科専門医のもとで、全身麻酔が行われます。

④手術
手術時間は3時間半〜4時間程度です。

⑤回復室へ移動
手術が終わったら回復室に移動し、点滴などの処置を受けながら1時間過ごします。

⑥入院し、翌日退院
回復後は入院室へ。退院は翌日です。
＊輪郭3点の場合は1泊、両あごの場合は2泊の入院が基本です。

退院当日

①院長先生による経過観察
退院前にドレーンなどを除去しながら、院長先生に診てもらいます。

②薬局
処方された薬を購入するため、日本語担当カウンセラーと一緒に薬局へ行きます。

③退院
薬を受け取ったら、退院します。

退院後

手術3日後・7日後・10〜14日後に、経過観察、消毒、抜糸などの治療が行われます。治療スケジュールは、出国日程に合わせて調整可能です。
帰国の前、ドクターによる最終チェックの際にもCT を撮影し、手術前・後の輪郭の変化を一緒に比較します。

アフターケア

DA美容外科の場合、さまざまなアスターケアが用意されています。とくに人気なのが、専用シャンプー台での洗髪サービス
です。しばらくの間は自分で髪を洗うのが大変なので、洗ってもらってから退院しましょう。

• 痛み止めレーザー
• 矢印鼻…下向きの矢印のように、長く鋭くとがった鼻。
• 腫れ止め注射
• 傷口消毒
• 専用シャンプー台での洗髪

ダウンタイム中の過ごし方

最初の3日間は安静に過ごします。その後は、早く腫れを引かせるために、毎日1万歩以上歩くことが推奨されています。日本と違って韓国なら、顔に包帯を巻いて歩いても誰も気にしません。人目を気にせず外出を楽しみましょう。

＊DA美容外科は、江南エリアの真ん中に位置しています。可愛いカフェをはじめ、素敵なショップがたくさんあるので、散歩がてら韓国を楽しく観光しましょう。

＊DA美容外科から約3分歩くと、DAISO（100円ショップ）があります。日用品など必要なものがある場合は、軽く散歩がてら立ち寄ってみましょう。

韓国滞在日数

抜糸をすませて帰国する場合は、手術後10日程度韓国に滞在します。余裕があるなら、2週間程度滞在し、経過観察も十分に行ってもらってから帰国するといいでしょう。

韓国での輪郭形成、費用と注意点

輪郭形成の費用は、日本より韓国のほうが安いのは前述したとおり。韓国のほうが、輪郭形成の症例数が圧倒的に多く、技術が優れた医師が多いのも事実です。

ただ、韓国で受ける場合は、手術前・後にも渡韓しなければならないケースがあり、その分、費用がかさむこともあります。だから、安いからと安易に手術を決めるのではなく、信頼できる医師のもと、自分が納得できる手術が受けられるかどうか、しっかり見極めてからにしましょう。また、カウンセラーやナースの対応、施設の充実度も、手術の質や満足度に直結する大切なチェックポイントです。

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